肛門疾患

内痔核(いぼ痔)

いぼ痔

 

原因: 肛門に負担がかかることで、肛門を閉じる役割をするクッション部分(血管や粘膜など)が腫れる
症状: 排便時の出血・脱出
血栓ができると痛みが出現(嵌頓痔核)
治療: 出血や痛みだけであれば、薬物療法(座薬・注入軟膏・内服薬)
脱出が気になれば注射や手術(ALTA治療・ゴム輪結紮・結紮切除など)
 

治療の選択ポイント!  当クリニックではすべて日帰り治療
   結紮切除はオールマイティだが、傷がある分痛みはあるし、完治まで長くかかる
   ALTA治療は内痔核のみに適応があり、外痔核や肛門ポリープには使用できない
治療後痛み止めの内服をしなかった患者さんの割合は約4割
   ゴム輪結紮は内痔核や粘膜脱に適応があるが、かたい痔核や大きさによっては不向きである
   半導体レーザーはALTA治療が登場してからは使用頻度が激減
(これも時代の流れでしょうか)2013年3月で製造が中止された

いぼ痔といえども一人一人、いや1個1個違いますので、まずは診察にお越しください!

裂肛(切れ痔)

切れ痔

 

原因: 硬い便を出す際にいきんだり、勢いよく出る下痢によって肛門の皮膚が切れる
症状: 排便時や排便後の痛みと出血
痛みは軽いことが多いが、傷が潰瘍化して肛門が狭くなると排便時のみならず
排便後まで強い痛みが続く
治療: まずは座薬、注入軟膏で傷を治すことであるが、切れる原因は何かが問題!
便秘であれば、便通を整えなければ切れ痔は治らないので、軟便剤や下剤などの
処方を行うが、水分や食物繊維をしっかり摂るなど食生活の改善も必要!
また毎日排便はあってもいきむ癖のある人は、その癖を直さないと切れ痔は治らない
 
切れ痔のやっかいなところは?

切れ痔の原因を取り除かなければくりかえすこと!!
でも、悪化しないようにすれば手術の必要はない!!


手術を行う場合

   肛門が狭くなった場合 ― 便と肛門の太さのバランスであるため個人差が大きい
痛みが排便後も続いて日常生活に支障をきたす場合
   切れ痔によってできた肛門ポリープやスキンタッグが気になる場合
― 当クリニックでは患者さんの希望があれば切除を行っている
注意点 術後に周囲の皮膚が腫れることが多い
腫れが引くのに1~2か月かかるが、しわ様に残る場合もある
院長コメント もし術後のしわが気になれば、再切除も行っています!

 

痔瘻

痔ろう

 

原因: 肛門と直腸の境目である歯状線のくぼみ(肛門陰窩)から細菌が入り込むと、
肛門腺が化膿し、その炎症が肛門周囲に広がって膿瘍をつくる(肛門周囲膿瘍)
これが自然に破れて膿が出るか、切開によって膿が排泄されると、腫れはおさまるが、
膿の通り道(細菌の入口と膿の出口がつながる)ができてしまうと、腫れては膿がでる
という状態をくりかえす。 下痢で男性に多い
症状: 肛門周囲膿瘍の場合、激しい腫れと痛み、高熱がみられる
痔瘻の場合、膿が出て下着が汚れるなどの不快感がある
治療: 痔瘻であれば、手術が必要!
 
院長コメント① 肛門周囲膿瘍が治って痔瘻にならない症例もあることから、初回では
手術しないで経過観察としています。ただし膿瘍をくりかえした場合は
痔瘻と判断して手術を行います。
院長コメント② 深部痔瘻の場合は入院での手術をお勧めしています。
主な紹介先 ― 東京山手メディカルセンター(旧社会保険中央総合病院)
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